眼精疲労からくる頭痛を予防する5つの方法
パソコンなどの作業で目の疲れが溜まると、眼を司っている視神経が疲労し、後頭部や目の奥が痛むことがあります。
今回の記事では、眼精疲労を予防する5つの方法をご紹介します。特に酸素不足が引き起こす眼精疲労は、気がついていない方が多いので必見です。
眼精疲労を予防する5つの方法
1. 目を閉じて、ゆっくりと目を上下左右前後に動かす
単純に、目を閉じるだけでも光の刺激が遮断され、目は休息されます。
眼精疲労は、目の血流が悪くなり凝り固まっている状態なので、目をゆっくり動かして目をストレッチしていきます。ポイントは力まず行うことです。力を入れ過ぎると、かえって目が疲労してしまいます。
目を動かす方法に決まりはありません。気持ちよいと感じる方向に、上下左右に、またはくるりと右回転、左回転させてみましょう。
また、目を前に出すイメージで、その状態で目を右回転、左回転させてみましょう。次に、目を引っ込めるイメージで、その状態で目を右回転、左回転させてみましょう。
大事なことは、力を入れずリラックスして行うことと、疲れるまでやらないということです。眼精疲労をしやすい人というのは、何事も一生懸命にやってしまう気質の人が多いようなので、注意して下さい。
2. 呼吸をする
あまり知られていないことですが、眼精疲労の原因の一つが酸素不足です。デスクワークなどでパソコンに向かっていると、文字通り「息を詰めた」状態になりやすく、呼吸が浅くなる傾向があります。
息が浅くなる結果、目が必要とする酸素が不足してしまいます。酸素が不足すると、他の筋肉と同様、目の筋肉も疲労しやすくなります。定期的に、深呼吸を心がけ、脳や目に新鮮な酸素を供給するようにしましょう。
3. 目を手のひらで温める
眼精疲労は、血流が悪くなっていることが原因なので、目を温めることで疲労が改善されます。目を温める手軽な方法としては、手のひらを目のくぼみに当てて温めることです。
リッチな方は、花王のめぐりズムを使うと効果抜群です。効果抜群なのですが、会社のオフィスで使うのは、多少他人の目が気になりますよね。
4. 首のストレッチをする
眼精疲労の時は、目の周辺部である首や肩の筋肉もたいてい凝り固まっています。首をストレッチすることによって、目の筋肉の血流もよくなります。
ゆっくりと、首を回してみましょう。引っ掛かりのある部分は、特にゆっくりと回します。その他、右手を顔の左側に当てて、首を右側に倒す(首の左の筋肉が伸びる)ストレッチもお勧めです。
5. 目のツボを押す
目の縁にはたくさんのツボがあります。触ってみて、凹みを感じる部分がツボです。うまくツボに入らなくても効果はあります。気持ちよいと感じる部分を、気持ちよいと感じるくらいの強さで、目の縁を少しずつ指をずらしながら一周押してみましょう。(眼球は押しません!)
番外編 ブルーライトカットメガネをする
1~5までは、目のコリをほぐし、血行をよくすることで眼精疲労を軽減する方法をご紹介してきました。これに加えて、パソコンをよく使う方はブルーライトから目を守るようにしましょう。
パソコンによる眼精疲労は、視点が固定されることによる目のコリや、同じ姿勢を取ることによる首・肩のコリからくる原因よりも、ブルーライトの影響が大きいと考えられています。
ブルーライトの電磁波は、眼球の水分を絶え間なく振動させて、眼精疲労を起こします。電子レンジが、食品中の水分を振動させるのと同じです。
全てのブルーライトがカットされるわけではありませんが、パソコンを頻繁に使う方は、ブルーライトカットメガネ等で、電磁波から目を守りましょう。
寝る前のスマホいじりが片頭痛を引き起こす
パソコンの頻繁利用による眼精疲労で頭痛を起こす人は、デスクワークなど一部の人に限られていたのですが、スマートフォンの普及により、電子機器による頭痛が一般の人に広がってきました。
スマートフォンが引き起こす頭痛はパソコンよりも深刻です。スマートフォンを、首を曲げて顔を下に向けた姿勢で使うところを街でよく目にしますが、これは首への負担は最悪です。首こりや肩こりが原因で頭痛が起こりやすくなります。
また、パソコンと同様にブルーライトも問題です。パソコンよりもより近い距離で使用することを考えると、パソコンよりも問題が大きいでしょう。そして、寝る前に電気を消した暗い部屋でスマホいじりをしていると、スマホの液晶から出る光が目に強い刺激となって、片頭痛を引き起こしやすくしてしまいます。
寝る前のスマホいじりに何一つよいことはありません。今日から、寝る前のスマホいじりは卒業しましょう。